ポリスチレン(PS)とは、プラスチック素材の一種であり、梱包材として使われることが多い合成樹脂です。「スチロール樹脂」と呼ばれることもあり、身近な製品としては「発泡スチロール」が挙げられます。その柔軟性の高さから、野菜や魚介、電子機器などの輸送用梱包材・緩衝材として活用されています。プラスチック素材として最も古い歴史を持ち、1893年にドイツで開発されました。1940年頃にポリスチレン製品の日本への輸入がはじまり、1950年頃から製造技術が普及しました。比較的簡単に製造することができ、合成ゴム・ガラス繊維を配合することで耐熱性・強度を向上させることも可能です。ポリスチレンの種類ポリスチレンの種類は、大きく分けてプラスチック形状のタイプと発泡成形されたタイプの2種類に分類されます。プラスチック形状のポリスチレンの種類プラスチック形状のポリスチレンは、さらに2つの種類に分類されます。汎用ポリスチレン(GPPS):一般的に用いられるプラスチックの形状のポリスチレン。弁当の容器やコップなどに用いられる。耐衝撃性ポリスチレン(HIPS):GPPSにゴムを混ぜて耐衝撃性を向上させたポリスチレン。工業用のパーツや電子機器の内部パーツなどに用いられる発砲ポリスチレンの種類発砲ポリスチレンもまた、さらに3つの種類に分けられます。ビーズ法発砲スチロール(EPS):粒子状のポリスチレンに炭酸ガスを混ぜて加熱することでつくるポリスチレン。農産物・魚介類を輸送する際の梱包材などに用いられるポリスチレンレンペーパー(PSP):加熱後にガス・発泡剤を加えてシート状に成形したポリスチレン。カップラーメンの容器などに用いられる押出ポリスチレン(XPS):加熱・加圧しながら難燃剤を加え、板状に成形した発泡ポリスチレン。断熱材や建築資材として用いられる試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris