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ポリプロピレン(PP)

2024/3/31

ポリプロピレン(PP)

ポリプロピレン(PP)とは、プラスチックの一種に該当する合成樹脂です。炭素(C)と水素(H)の化学的結合によって形成された重合体です。名称にある「ポリ」は「複数の」という意味であり、「プロピレン」とは、石油が熱分解される際に生成されるアルケン(1つの二重結合をもつ物質)のことです。つまり、ポリプロピレンとは、たくさんのプロピレンが連なった物質を指す言葉に該当します。

ポリプロピレンは熱可塑性樹脂なので、形状を変化させやすいという特徴を持ちます。軽量で耐水性・耐摩耗性・強度が高く、食品の容器や家電パーツ、自動車パーツなどさまざまな分野で利用されています。

ポリエチレンとの違い

ポリエチレン(PE)は、ポリプロピレンと同じく、プラスチックの一種に該当する合成樹脂です。プラスチックの素材としては、ポリエチレンが最も多く利用されており、それに次いでポリプロピレンが利用されています。いずれの素材も防水性・耐薬品性に優れており、形状を変化させやすい点で共通しています。大きな違いは、耐熱性・強度・耐紫外線における違いです。耐熱性・強度においてはポリプロピレンが比較的優れており、耐紫外線においてはポリエチレンが比較的優れています。

ポリプロピレンの特徴

ポリプロピレンの特徴は、大きく4つあります。

  • 成形しやすい

  • 軽量である

  • 強度が高い

  • 紫外線に弱い

成形しやすい

ポリプロピレンは、熱可塑性樹脂に該当する素材であり、加熱すると形状を変化させやすい素材です。

成功方法にはさまざまな種類がありますが、代表的な手法は以下のとおりです。

  • 射出成形:加熱した樹脂を金型に注いで冷却・硬化させて成形する手法

  • 押出成形:加熱した樹脂をトコロテンのように押し出して成形する手法

  • ブロー成形:金型のなかで加熱した樹脂に空気を吹き込んでボトル状の形状に成形する手法

軽量である

ポリプロピレンは水より軽い素材であり、その比重は約0.9%です。軽くて丈夫な素材を使った製品を作りたい場合に利用されることが多いです。

強度が高い

ポリプロピレンは結晶化度が高く、その分強度が高い製品です。耐摩耗性・耐衝撃性に優れているため、ブルーシートなど強度が重要な製品で用いられます。なお、ポリエチレンという似た素材がありますが、これと比較してもポリプロピレンのほうが強度が高い素材になります。

紫外線に弱い

ポリプロピレンは紫外線に弱い点も特徴となります。屋外で太陽にさらされるなどすると、変形・変色などが生じやすいため注意が必要です。

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