ユリア樹脂は、尿素(ユリア)とホルムアルデヒド(ホルマリン)を反応させることで生成される熱硬化性樹脂です。「尿素樹脂」と呼ばれることもあります。一般的な樹脂と違って石油を使わない点が特徴です。尿素という安価な原料を用いるため、生産にかかるコストが安価な樹脂になります。日用品や木工用接着剤、塗料など幅広い分野で活用されています。また、詳しくは後述しますが、ユリア樹脂は、耐熱性・絶縁性に優れており、スイッチやコネクターなど電気部品にも多く採用されています。
ユリア樹脂の特徴は以下のとおりです。
着色性に優れ、鮮やかな色調が付与できる
表面硬度が高い
木材に対する接着性が高い
耐熱性、難燃性、電気絶縁性(特に耐アーク性)に優れる
耐溶剤性がある
脆く、衝撃に弱い。また、耐水性が劣る
ユリア樹脂の主な用途は以下の通りです。
電気製品の部品(スイッチ、コネクター、配線器具など)
日用雑貨(ボタン、文具、食器、麻雀牌など)
木工用接着剤、塗料
その他、成形材料、紙加工剤など
ユリア樹脂は1920年代から使用されている古い樹脂ですが、電気絶縁性や難燃性などの特性を生かし、現在でも電気製品の部品などに広く利用されています。一方で、熱水中でホルムアルデヒドが溶出したり、燃焼時に有毒ガスが発生するなどの欠点もあります。耐水性が弱いため、屋外で使う製品の成形材料としては向いていなません。

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