きさげ仕上げとは、きさげ(スクレーバー)と呼ばれる工具を使い、金属の表面にくぼみをつけつつ平らに仕上げることをいいます。古くから手作業で行われており、「きさげ作業」「きさぎかけ」と呼ばれることもあります。工作機械では実現できない平面仕上げが可能になる点が特徴です。NC工作機械の土台などの加工において用いられます。きさげ仕上げによってわずかなくぼみをつくることで、リンギングを避けることができます。リンギングとは、金属など表面に凸凹がないもの同士がぴったりとくっついて離れにくくなる状態を指します。リンギングが生じると、もの同士が摩耗したり、熱が発生して変形するなどします。きさげ仕上げによって平面に微妙なくぼみをつくることで、作業台などものを滑らせたりして動かすところでもリンギングをさけることができます。きさげ仕上げを行った金属表面の模様にはさまざまな種類があり、綾目模様や市松模様、三角模様などが挙げられます。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris