ポリアミド(PA)とは、プラスチック素材の一種であり、衣類に利用されることが多い樹脂です。一般的にナイロンと呼ばれます(正確には米企業デュポン社のポリアミド製品の商標をナイロンといいます)。強度・耐熱性・耐摩耗性において非常に優れており、さまざまな分野で活用されています。ポリカーボネート(PC)と同様に大きな市場規模を誇る製品です。脂肪族骨格(炭素原子が鎖状につながる化合物)を含むポリアミドをナイロンと呼び、芳香族骨格(正六角形の炭素骨格をもつ化合物)だけのポリアミドをアラミドと呼びます。アラミドは強度・耐熱性においてナイロンよりも優れています。ポリアミドの特徴ポリアミドの代表的な特徴は4つあります。耐熱性が高い:ナイロンの融点は265℃と非常に高い(デュポン社が初めて作ったポリアミド製品「ナイロン6.6」の融点)。アライドの融点は320℃。強度が高い:金属の代替品として用いられるほど強度が高い耐摩耗性が高い:表面が硬く、絹の10倍といわれる耐摩耗性を持つ靭性に優れている:引っ張り強度が非常に高く、アラミドは鋼鉄の5倍の靭性を誇るポリアミドの活用シーンポリアミドはさまざまな分野で活用されています。代表的な活用シーンは以下の通りです。自動車:エンジン部品や燃料タンクなどに用いられる。金属部品の代替品として活用されることもある電子・電気機器:基盤やコネクタ、ケーブルなどに用いられる。絶縁性や耐熱性が必要なパーツを製造する際に活用される衣服・繊維:ナイロン繊維を使った衣服などに用いられる。カーペットやロープなど、摩擦が多い製品を製造する際にも活用される建築・建設:断熱材や防水シート、配管などに用いられる。耐久性を長期間求められるパーツを製造する際に役立つ医療・バイオテクノロジー:手術器具やプロテーゼ、カテーテルなどに用いられる。ポリアミドは耐久性だけではなく、生体適合性も高いため試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris