CAM(Computer Aided Manufacturing)とは、「コンピュータ支援製造」を意味する用語であり、工作機械を制御するソフトウェアのことです。マシニングセンタなどをコンピュータ数値制御(CNC)する際に用いられ、これにより、各種加工をコントロールするためのプログラムを作成できます。経験豊富な作業者でなくても素早く正確な加工が行えるようになるほか、加工にかかる時間を計測できる、スケジュール管理の効率化を図れるなどのメリットが得られます。CAD(Computer Aided Dezign:コンピューターによる設計支援)や、CAE(Computer Aided Engineering:コンピューターによる工学支援システム)とともに、CAMは日本の製造業において非常に重要なツールだといえます。CAMのメリットCAMによって得られるメリットは以下のとおりです。熟練度の低い作業者でも素早く正確な加工ができる加工予測時間を算出することで、スケジューリングを効率化することができるシミュレーション機能によって加工動作の確認が可能なため、生じ得る問題を事前に確認・修正できる加工プログラムを設計することで、単なる数値制御では対応できない複雑な形状の加工にも対応できるCAMの分類CAMには、2DCAMと3DCAMという2つの種類があります。2DCAM(2次元CAM)とは、2次元の平面図を基にして加工データを作成する際に用いられるCAMです。一方、3DCAM(3次元CAM)とは、立体図面を基にして加工データを作成するCAMです。3DCAMは2DCAMの機能も付いていることが多いです。CADとの違いCAD(Computer Aided Dezign)は、PC上で設計図の制作を行うソフトウェアのことであり、「コンピューターによる設計支援」と直訳されます。製造業においては金型政策や部品加工、試作品開発などにおいて活用されます。CAMと同様、2次元のCADだけではなく3次元のCAD(3DCAD)もあります。CADの活用により、設計時間の短縮や、作業工程の効率化などを図ることができます。CAMはマシニングセンタの制御などのために用いられますが、CADは試作品の設計図を制作する際などに用いられます。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris