パッド印刷は、シリコンゴムでできた柔らかく弾力性のあるパッドを用いて印刷を行う方法です。具体的には、以下のプロセスを経て行われます。凹版(ハンコのような、印刷のデザインが刻まれたもの)にインクを流し込むシリコンパッドを凸版に押し当て、インクを転写するシリコンパッドを押し当てて、製品などにインクを転写するシリコンパッドには、形状や大きさなどの違いにより、さまざまな種類のものがあるため、最適なパッドを選択する必要があります。バッド印刷は、曲面や凸凹のある面など、さまざまな印刷面に対応できる点が大きな特徴です。インクが渇くスピードも速いため、大量生産に向いた方法だといえます。加えて、他の印刷手法と比べると費用が安価な点も特徴になります。コップや文房具、IT製品、電子部品など、さまざまな製品の印刷で用いられる手法です。シルク印刷との違いシルク印刷(シルクスクリーン印刷)とは、シルクスクリーン(インクが通過する細かな穴がたくさんあるスクリーン)を使った印刷手法のことです。インクを通過する穴と通過しない穴を有する版を使って印刷を行います。もともとシルク(絹)が使われていましたが、現代ではポリエステルなどの合成繊維がシルクスクリーンとして使われています。パッド印刷パッド印刷の特徴パッド印刷の主な特徴は以下の通りです。曲面や凹凸面の印刷面でも対応できる細かい文字や繊細なデザインでも印刷可能インクの乾燥が早く、大量生産に向いている他の手法と比べるとコストが安い一方で、以下のような欠点もあります。広範囲のベタ印刷には不向きグラデーションの印刷は対応できないおすすめの活用例パッド印刷は以下のようなアイテムに適しています。ボールペンキーホルダー小物雑貨電子機器の筐体スポーツ用品曲面や凹凸のある印刷面でも対応可能であり、細かな文字などを印刷する際にも役立ちます。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris