プレス成形とは、材料を金型に当てて圧力を加え、金型の形に成形する手法のことです。塑性変形を利用した加工方法の一種です(※塑性変形とは、材料に力を加えて変形させることをいいます)。プレス成型の特徴プレス成型は、金型を使うため、短い工程で複雑な形状の成形品をつくることができます。その意味で、大量生産に向いた加工法だといえます。そのほか、切削加工などと違って切りくずなどが少ないというメリットもあります。ただ、金型を製作するのに時間・コストがかかります。そのため、長期間の大量生産には向いているものの、生産スタートまでは時間がかかります。小ロット生産を行う場合や、製作開始後に設計が変わる可能性がある製品を作る場合には向いていないでしょう。板金加工とプレス加工の違い板金加工とは、金属を切る、曲げるなどの加工を行う手法のことです。プレス加工と同じく、塑性変形を用いた加工方法です。板金加工とプレス加工は、共通点が多く、明確に区別するのが難しい関係にあります。企業によっては区分があいまいな場合もあります。違いを挙げるとすると、金型の種類になるでしょう。板金加工では、基本的な形状に加工するための金型(汎用金型)が用いられることが多いです。一方、プレス加工では、それぞれの製品に合わせた専用の金型が用いられることが多いです。専用の金型がいらない分、板金加工は生産開始するまでの時間が短いです。細かな曲げ加工、抜き加工などにも対応しやすいため、比較的小ロットの生産に向いているといえます。一方、プレス加工は、前述したとおり、大量生産に向いた手法です。その意味で、生産するロットにおいても両者は異なります。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris