ポリブチレンテレフタラート(PBT)とは、プラスチック素材の一種であり、比較的結晶性の高い合成樹脂です。強度・耐摩耗性・耐熱性が高いといった特徴を持っています。需要が多い樹脂素材であり、電気・電子部品や、自動車部品、レジャー製品など幅広い分野で活用されています。PBTの特徴PBTの大きな特徴は、耐熱性が高い点です。PBTを含むポリエステルの素材は、開発され始めた頃、耐熱性が低かったため、繊維として使ってもアイロンできないのが難点でした。しかし芳香環と呼ばれる構造を導入する技術が確立され、耐熱性が高いポリエステルを製造できるようになりました。PBTは、この芳香環の技術を導入したポリエステルの一種に該当します。アイロン温度に耐えられる合成繊維として活用可能です。PBTのそのほかの特徴は以下の通りです。強度・靭性・耐薬品性が高いガラス繊維を加えることで剛性を強化できる吸水率が低く、水分による寸法変化が小さい電気的性質に優れている加工性が良く、寸法安定性が高いPBTの成形方法PBTは、押出成形などによって形状を整えます。成形するプロセスで残存水分が0.03%以上あると加算分塊が生じるため、130℃で3時間以上加熱し、乾燥させる処理を施します。射出成形を行う場合は、シリンダ温度をPBTの融点以上(240℃~250℃)に設定する必要があります。PBTの主な用途PBTは、強度・耐熱性に優れており、寸法安定性も高いといった特徴を持っています。こうした特徴から、工業用製品のパーツを製造する際や、レジャー用品などに活用されます。代表的な用途としては以下が挙げられます。コネクタやソケット、コピー機などの電気・電子部品ワイパーパーツやエンジン周辺パーツなどの自動車部品スキー用品や登山用品などのレジャー製品試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris