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ポリブチレンテレフタラート(PBT)

2024/4/3

ポリブチレンテレフタラート(PBT)

ポリブチレンテレフタラート(PBT)とは、プラスチック素材の一種であり、比較的結晶性の高い合成樹脂です。強度・耐摩耗性・耐熱性が高いといった特徴を持っています。需要が多い樹脂素材であり、電気・電子部品や、自動車部品、レジャー製品など幅広い分野で活用されています。

PBTの特徴

PBTの大きな特徴は、耐熱性が高い点です。PBTを含むポリエステルの素材は、開発され始めた頃、耐熱性が低かったため、繊維として使ってもアイロンできないのが難点でした。しかし芳香環と呼ばれる構造を導入する技術が確立され、耐熱性が高いポリエステルを製造できるようになりました。PBTは、この芳香環の技術を導入したポリエステルの一種に該当します。アイロン温度に耐えられる合成繊維として活用可能です。

PBTのそのほかの特徴は以下の通りです。

  • 強度・靭性・耐薬品性が高い

  • ガラス繊維を加えることで剛性を強化できる

  • 吸水率が低く、水分による寸法変化が小さい

  • 電気的性質に優れている

  • 加工性が良く、寸法安定性が高い

PBTの成形方法

PBTは、押出成形などによって形状を整えます。成形するプロセスで残存水分が0.03%以上あると加算分塊が生じるため、130℃で3時間以上加熱し、乾燥させる処理を施します。射出成形を行う場合は、シリンダ温度をPBTの融点以上(240℃~250℃)に設定する必要があります。

PBTの主な用途

PBTは、強度・耐熱性に優れており、寸法安定性も高いといった特徴を持っています。こうした特徴から、工業用製品のパーツを製造する際や、レジャー用品などに活用されます。代表的な用途としては以下が挙げられます。

  • コネクタやソケット、コピー機などの電気・電子部品

  • ワイパーパーツやエンジン周辺パーツなどの自動車部品

  • スキー用品や登山用品などのレジャー製品

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