Vプロセス(Vacuum Sealed Molding Process)とは、砂の素材を真空状態に減圧することで鋳造する方法のことです。名称にある「V」は「Vacuum(真空)」の頭文字であり、その名の通り、大気圧の調整によって砂を硬化させる点が特徴の手法です。凝固剤を使わないため、使用済みの砂であっても繰り返し使用できます。その意味で、産業廃棄物が少なく、環境負荷が低い鋳造方法だといえます。小型の製品から大型の製品まで広い適用範囲を有しており、複雑な形状の製品にも対応可能です。Vプロセスによる鋳造方法Vプロセスによる鋳造は、基本的に以下のプロセスをたどります。成形フィルムを型にかぶせる:プラスチックの成形フィルムを加熱して軟化させ、木型などにかぶせるフィルムを成形する:木型に開いた穴から空気を抜き、かぶせたフィルムを木型に合わせた形状に成形する砂を入れる:フィルムの上のに砂を入れ、そして砂の上に保護フィルムをかぶせる砂型を成形する:砂の空気を抜き、砂でつくられた型(砂型)を成形する砂型にアルミなどを流し込む:砂型にアルミなどの金属を流し込み、冷却・硬化させる。砂型をばらす:アルミが硬化したら、砂型をばらして製品を取り出す試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris