ポリウレタン樹脂は、ジイソシアネート化合物とポリオール(多価アルコール)との付加反応によって合成される熱硬化性樹脂です。合成ゴムの一種であり、スポーツシューズのソール部分や、機械のあいだに用いられるパッキンなどの成形材料として用いられています。弾力性とクッション性に優れた樹脂として、日用品から工業製品まで多くの分野で活用されています。ポリウレタン樹脂の特徴ポリウレタン樹脂の特徴は、ゴムのような強度・柔軟性を持つ点です。箇条書きでまとめると、以下のような特徴が挙げられます。引張強度が大きく、機械的強度に優れている弾性や靭性に富み、耐摩耗性や耐老化性が良好耐油性、耐溶剤性、接着性に優れる低温特性と耐候性に優れている原料となるポリオール・ポリイソシアネートの種類を変更することで、強度・柔軟性を調整することができます。通常のゴムのような柔軟性を持たせたり、自動車のタイヤのような硬度・強度を持たせたりすることもできます。一方で、ネガティブな特徴としては、連続使用温度が80~100℃程度と耐熱性が低い点が挙げられます。酸・アルカリに弱いという短所もあります。そのほか、加水分解されやすく、水に弱い点や、燃焼時には有毒ガスが発生する点にも注意が必要です。ポリウレタン樹脂の製造方法ポリウレタン樹脂は、ジイソシアネート化合物(代表的なものにトリレンジイソシアネートやメチレンジフェニルジイソシアネートなど)とポリオール(2個以上の水酸基を持つ化合物)との付加反応によって生成されます。反応は2段階で進行し、まずジイソシアネート基と水酸基がウレタン結合を形成します。次にこのウレタン結合が更に反応を繰り返してポリマー鎖が延長していきます。この過程で分子量や分子構造を制御することで、様々な物性を持つポリウレタン樹脂が合成できます。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris