ロストワックス製法(Lost-wax casting)とは、ワックス(蝋)を使った鋳造方法のことです。具体的には、まずワックスを切削して原型をつくり(3Dプリンターで作ることも多いです)、鋳砂などを使って原型の周囲を固めます。その後、元型の内部のワックスを溶かして空洞をつくり、その中へ溶融した金属を流し込んで鋳造を行います。ロストワックス製法は寸法精度が高く、鋳肌がきれいな点が特徴です。「精密鋳造」と呼ばれることもあります。ステンレスや炭素鋼などさまざまな素材を用いることができます。ロストワックス製法のメリットロストワックス製法のメリットは4つあります。さまざまな素材を扱うことができるロストワックス製法は、さまざまな金属素材を使用することができます。硬度の高い素材や、靭性の高い素材など、加工が難しい素材でも加工できます。具体的な素材としては以下のものが挙げられます。ステンレス鋼炭素鋼アルミニウム合金耐熱合金寸法精度が高いロストワックス製法は、寸法精度が高い点も特徴です。一般的な機械加工よりも形状を自由に調整できます。後で形状を整えるプロセスを省くこともできるため、加工にかかる工数・コストの削減につながるでしょう。仕上がりの表面がうつくしいロストワックス製法は仕上がりの表面が綺麗になるというメリットもあります。製品の外観に直結するパーツの製造などで役立ちます。複雑な形状にも対応できる複雑な形状の製品・パーツを製造できる点も大きなメリットです。従来はボルトや溶接で接合していたパーツ同士を一体化させて製造することができます。こうした加工を行うと、製品の強度を向上させたり、制作にかかる工数を削減したりすることができます。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris