材料押出法は、熱可塑性樹脂などの材料を加熱し、特定の形状に押し出す3Dプリンティングの技法です。押し出した材料を1層ずつ重ねて立体モデルをつくります。熱溶解積層法とも呼ばれます。現在の3Dプリンティングでもっとも多く使われている手法であり、材料にはさまざまな種類があります。材料押出法の種類材料押出法には、主に3つの種類があります。FDM(Fused Deposition Modeling)APF(Arburg Plastic Freeforming)CFF(Continuous Filament Fabrication)FDM(Fused Deposition Modeling)FDM(Fused Deposition Modeling)は、材料押出法の一種です。熱可塑性樹脂を加熱し、溶解させて後にノズルから押し出し、立体モデルをつくる手法です。最も一般的に持ち入れられる3Dプリンティングの手法であり、対応可能な設備・材料も多いです。ただ、他の手法と比べて、造形の精度が低い(制作物の表面が滑らかではない)というデメリットがあります。最近では精度の低さも改善されつつありますが、結合剤噴射法など、高い精度の手法を適宜活用すると良いでしょう。APF(Arburg Plastic Freeforming)APF(Arburg Plastic Freeforming)もまた、熱可塑性樹脂を用いた押出成形の一種です。その特徴は、溶滴(ドロップレット)に圧力を掛けて造形密度を調整できる点です。これにより、造形物の硬さ・柔らかさを調整しやすくなります。FDMとAPFの違いは主に2つあります。使用材料の形状射出成型や押出成形機で用いられる通常のペレットなどを使用することができるため、材料の在庫を抑えることができ、材料のコスト削減につながります。造形時のノズル・ステージの動き方多くの3Dプリンターは、ノズルが動き、ステージが固定されていますが、FDMの場合、ノズルが固定され、ステージが動きます。これにより、多様な製品形状に対応することが可能です。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。 「依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」「異なる加工先からの納期や品質のばらつきとその管理が課題...」「試作品の統合プロセスが煩雑で、エラーが発生しやすい...」「メカ部品や電装部品の試作製作方法について詳しく知りたい」 というようなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。株式会社346について 【会社概要】 会社名:株式会社346 本社:〒370-0059 群馬県高崎市椿町24-3(2F) 東京営業所:〒184-0012 東京都小金井市中町2-24-16 農工大・多摩小金井ベンチャーポート 202号室 (東京農工大学小金井キャンパス内) 代表者:三枝守仁 設立:2017年7月21日 URL:https://346design.com/ 事業内容: デザイン経営を中核にしたものづくりでテクノロジーの民主化を目指す開発・製造総合支援企業。グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)をはじめとし、国内外問わず多くの受賞実績を持つメンバーで構成され、大企業やスタートアップ企業向けの実績多数。企画、デザイン、設計、量産まで、製品開発にかかわる支援をワンストップで提供。Wrriten by 346 inc. with Xaris