ブラスト加工とは、表面処理の一種であり、研磨材を投射して製品の表面を加工する手法のことです。表面の研磨や不要部分の除去、機能付与などの加工を行うことができます。磨剤を広範囲・連続的に投射するため、複雑な表面であっても均一に加工できる点が特徴です。砂を研磨剤として扱うサンドブラストのほか、回転する羽根車を利用したショットブラスト、大気圧を利用したエアーブラスト、研磨剤に水を混ぜるウェットブラストなどの種類があります。
ブラスト加工には大きく3つの種類があります。
削る
除去する
機能付与する
最も一般的なブラスト加工は、削る加工です。一口に「削る」といっても、削る部位や量、目的によってさまざまな種類のブラスト加工があります。代表的な削る加工は以下のとおりです。
面荒らし:粗く削る加工
研磨(鏡面加工):細かく削る加工。ないし磨き上げる加工
艶消し:製品の表面の反射を抑える加工
湯しわ消し:鋳造した際に生じるしわ(湯しわ)を削る加工
下地処理:塗装前に塗料の密着力を上げる加工。被膜をつくる前にも行われる
表面のごみや汚れ、油脂などを除去する目的で行うブラスト加工もあります。
付着物除去:ごみや汚れ、油脂などを除去する加工
塗装剥離:表面の塗装を落とす加工
酸化被膜除去:金属表面の酸化物を取り除く加工
バリ取り:製品のバリを取る加工
砂おとし:砂型を使った製品の表面の砂を除去する加工
ブラスト加工では、研磨剤を投射することにより、製品の表面の性質を変化させる加工を行うこともあります。具体的には、以下のような加工が挙げられます。
ピーニング:金属表面を鍛えて耐久性を高める加工
フォーミング:残留応力(金属に力を加えた後に内部に残る力)を製品に付与することで、製品の変形曲面をつくる加工

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