シボ加工とは、金属やプラスチックなどの素材の表面に、意匠性や機能性を付与するために凹凸の模様を付ける加工方法です。幾何学模様や木目調、サンドブラストなど、さまざまなデザインのシボ加工があります。シボ加工では、主に2つの加工法が用いられます。エッチング加工 酸などの薬品を使って金属を溶解させ、模様を形成する化学的な加工方法です。複雑で微細な模様を付けられるのが特徴です。物理的加工 サンドブラスト(金属粒子を吹き付ける)、研磨、型打ちなどの物理的な方法で模様を形成します。梨地模様などの比較的簡単な模様を付けられます。シボ加工は、製品の意匠性や機能性を高めるため、様々な業界で活用されています。特に自動車やIT機器、家電製品などのプラスチック部品に多く採用されており、製品の高級感や個性的なデザインを演出するのに効果的です。また、シボ加工によって表面の滑り止め性が向上したり、傷や汚れが目立ちにくくなるなど、機能性の向上にもつながります。さらに、塗装工程が不要になることで、環境負荷の低減にも寄与します。このように、シボ加工には意匠性、機能性、環境配慮といった3つの観点からのメリットがあるわけです。シボ加工の特徴シボ加工の特徴は以下の通りです。1. 意匠性の向上プラスチック製品などの表面にシボ模様を付けることで、製品に高級感や独自の風合いを与えることができます。代表的な模様には、皮革模様、木目模様、布目模様、幾何学模様などがあります。2. 機能性の付加シボ模様の凹凸によって、製品の滑り止め効果が高まったり、傷や汚れが目立ちにくくなるなどの機能が付加されます。また、成形時の離型性が向上したり、ウェルドラインやヒケなどの問題が軽減されるため、生産性の向上にもつながります。3. 環境配慮シボ加工を施すことで、塗装の必要がなくなる場合があり、塗料に含まれる有機溶剤の使用を抑えられるため、環境に配慮した製品作りが可能になります。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris