連続鋳造とは、金属素材を金型に連続して注ぎ込み、硬化・冷却させた半製品を作り出す鋳造法です。「連鋳(れんちゅう)」と呼ばれることもあります。連続鋳造が開発される以前の手法では、「造塊」と「分塊」という2つの工程が必要であり、効率良く製造を行うことができませんでした。ここでいう造塊とは、溶融した金属を金型で冷却・硬化するプロセスのことであり、分塊とは、造塊の後に加熱・圧延などの加工を行って適切なサイズの製品を得るプロセスのことです。連続鋳造は、造塊工程・分塊工程という2つの工程を省略することができ、これにより、低コストで大量の製品を生産することが可能になります。この技術は、自動車部品や建築材料、さらには飲料缶など、幅広い分野で利用される高品質な鋼材の生産に不可欠です。連続鋳造の工程連続鋳造の具体的な工程としては、まず溶融した金属を専用の鍋に注ぎ込みます。その後、酸化物などの不純物を取り除き、タンディッシュ(金型に均一の量の金属を注ぐための皿)に流し込みます。それから、金型のなかへ金属を注ぎ込んで冷却し、ガス切断機によって適切な長さに切断していきます。連続加工の特徴連続加工の特徴は、圧延などの加工を行う前の半製品をつくる点です。半製品とは、形状を整える前の金属のことです。半製品の種類としては、かまぼこ板のような形状のスラブや、断面が正方形で160mm以下のブルーム、断面が円状のラウンドビレットといったものが挙げられます。この半製品をつくる工程で、酸化物などの不純物を取り除きます。これにより、金属素材の強度や加工性を向上させることができます。試作品に関するお悩みなら346にご相談ください 「新商品開発の依頼先がたくさんあってコミュニケーションが大変...」「どの部品をどの加工方法でつくればいいかわからない...」「図面を作るのが手間..3Dで出図したい...」 そんなお悩みがあれば、ぜひ346にお問い合わせください。弊社346は、製造業に特化し、様々な専門家を有するメンバーで構成された組織であり、新商品の企画・設計・試作の支援など、製品開発全域にわたる総合支援を行っています。346の支援実績についてはこちらからご確認下さい。Wrriten by 346 inc. with Xaris