新着記事はTwitterでご連絡いたします。下記URLから是非ご登録ください。Twitter: https://mobile.twitter.com/346design 前回までは特許、意匠などに付随する文献を紹介していたのですが、DAVI缶オープナーウィークということで今回は特別版です。 本連載は筆者が気になって調べてみた知財を紹介していきます。 現在弊社では初の自社製品、初のクラウドファンディングに取り組んでおります。 ビール缶やチューハイ缶の呑み口を切り取り、ジョッキのようにゴクゴク飲めるようにするというツールです。是非ご支援よろしくお願いいたします!!!CAMPFIRE プロジェクトページへ%3Ciframe%20frameborder%3D%220%22%20height%3D%22365%22%20scrolling%3D%22no%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fcamp-fire.jp%2Fprojects%2F601465%2Fwidget%22%20width%3D%22245%22%3E%3C%2Fiframe%3E さて、アルミ缶を切り取るとなるとその切り口がきになるところです。 弊社の缶オープナーは他社製品と比較した場合、呑み口が①「滑らかで安全」で、切り取った蓋が②「中に落ちず衛生的」というポイントがあります。 今回はそのうち、①の呑み口が「滑らかで安全」という点について、解説いたします。【他社製品との比較】 以下は現在クラウドファンディング中の缶オープナーのCADデータを、ビール缶にアセンブリした状態です。ビール缶はわかりやすいよう部品ごとに赤、青、黄色で着色しています。 赤の部分を「缶胴」、青い部分を「缶蓋」、黄色の部分は「タブ」と呼称されています。 次に缶の断面を拡大してみてみましょう。青の缶蓋が赤の缶胴を巻き込むように組み合わさっていることがわかります。この巻き込んでいる箇所を「巻締め」と呼びます。 実はこの巻締めにも場所によって細かく名前がついています。以下の画像は缶の巻締め付近を拡大した画像です。 飲み口が外側からシーミングウォールボディフックカバーフックボディーウォールチャックウォールの5層に連なっていることがわかります。 弊社の缶オープナーは5層ある巻締めのうち、最内の「チャックウォール」のみを切り裂く方式となっております。 チャックウォールのみを切り裂くことにより、ふだん缶飲料を飲む際に口をつける巻締めを残したまま、缶蓋を分離することができるのです。 また、巻締めはアルミ缶製造時に非常に強い力で圧着されているため、口につけた際の違和感もほとんどありません。 そんな缶オープナーですが、、現在絶賛クラウドファンディング中です!国内では稀にみる開発、設備投資を目的としたクラウドファンディングとなっております……。是非ご支援宜しくお願いいたします!CAMPFIRE プロジェクトページへ%3Ciframe%20frameborder%3D%220%22%20height%3D%22365%22%20scrolling%3D%22no%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fcamp-fire.jp%2Fprojects%2F601465%2Fwidget%22%20width%3D%22245%22%3E%3C%2Fiframe%3E今回はここまでとし、次回も宜しくお願いいたします。バックナンバーデザイナーが知っておきたい 知財文献紹介【第1回】電池式携帯電話用充電器デザイナーが知っておきたい 知財文献紹介【第2回】パラシュート内蔵スマートフォンデザイナーが知っておきたい 知財文献紹介【第3回】安心と安全を感じさせるATMカバーデザイナーが知っておきたい 知財文献紹介【第4回】アニメーション用の人形デザイナーが知っておきたい 知財文献紹介【第5回】気になる特許の調べ方弊社株式会社346ではインダストリアルデザイナーとエンジニアを募集しています。興味関心がある方は是非下記よりお問い合わせください。https://346design.com/careers参考文献1.東洋製罐株式会社,二重巻締2.J-PlatPat,特開2003-095295,缶用カバー